一括見積で最安会社を見極めろ!
外資や通販型の参入により、火災保険業界は競争が激化。保険会社により補償範囲や保険料に大きな差が生じています。生命保険や自動車保険同様に火災保険も比較する時代なのです!
「どこも同じ」と勘違いしてませんか?
生保や自動車保険は徹底的に比較するのに、火災保険になると補償内容・顧客満足度の違いがない(少ない)と考える方が少なくありません。
しかし、火災保険を見直しすれば、同じ補償内容で今よりも保険料を安くできる可能性が高いのです。
昨今は外資系や通販型保険の登場で、従来主流だった代理店型保険から乗り換えると保険料が安くなるケースが増えています。
「火災保険」の本当の役割とは
文字通り、家が火事になった時の補修や再建築費用を補償するのが一番の目的ですが、商品や契約内容によっては保険金が降りる範囲や計算方法が異なります。
また、火事の被害に遭わなくても台風による窓ガラス破損、洪水における浸水時の修繕費用を補修するプランもあります。
同じ住宅条件でも、保険会社や契約内容によっては保険料に数倍の差が出ることもあります。
時価契約と再調達価値価格(新価)
万一、火事で家が全焼したときの補償金額は時価契約と再調達価値価格(新価)で大きく変わります。
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時価契約
経年劣化を考慮して、現在の建物価値に応じて保険金が支払われる。※建て替え費用全額は補償されない
火災発生再建築費用2,000万円
支払われる保険金
経年劣化を考慮
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再調達価額(新価)
新築を再建築するための費用全額が支払われる。※建て替え費用全額を保険でカバー
火災発生再建築費用2,000万円
支払われる保険金(全額)
再建築費用が2,000万円必要だった場合、再調達価額で建物補償内容を2,000万円に設定していれば、全焼になった際に2,000万円の保険金が下ります。
時価契約をしていて築年数が古いと、全焼になっても経年劣化による価値の下落分が大きく、数百万円の保険金しか出ない場合があります。
大切なマイホームにかける保険なら、どちらの方がいいか分かりますよね?
最近、火災保険を新規契約した場合は再調達価額(新価)になっている事が多いですが、一昔前の火災保険は時価契約が主流でした。
築10年以上の家で、長年火災保険の見直しをされていない場合は、契約内容が再調達価額(新価)になっているか確認しましょう。
このほかにも、火災保険は何も考えずに同じ内容で更新を続ける方が多いですが、見直してみると思わぬ落とし穴を発見するかもしれません。
100万円以上損をする人も
火災保険は単月・単年で見れば、自動車保険や生命保険、医療保険に比べ安価です。
「年間1~2万円程度の保険料なら、細かいことは気にしない」という方もいるかもしれませんが、適切な補償内容や建物条件にマッチした保険会社を選ばないと一生で100万円以上損します。
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例1大手代理店型損保で加入
補償
- 火災
- 風災
- 水災
保険料
¥25,000/年間
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例2通販型保険で加入
補償
- 火災
- 風災
保険料
¥10,000/年間
例に挙げた2件は、構造や免責金額、建物面積などの条件は全て同じで、保険会社と水災補償の有無の違いだけの差額です。
水災被害は、川や海・ダムの近くや谷部、道路の排水設備に問題がある地域では補償を付ける必要性が高いです。
しかし、川や海など近所に不安要素になる水源がなく、災害ハザードマップで洪水リスクが低い立地なら補償を外してもリスクは少ないでしょう。
災害リスクが低い家でも、購入時の不動産会社や保険代理店が間違った判断をして加入しているケースが非常に多いです。
適切な補償内容に見直しをして、加入条件に強い保険会社を選定すれば年間保険料を半額以下にできることもあります。
火災保険は持ち家の方はもちろん(ローンの契約条件)、賃貸住宅を契約した時も借主負担で加入が義務付けられています。
20歳~90歳までの間、火災保険の適切な補償内容や安い保険会社の選定ができず、年間15,000円の差額が発生し続けた場合、「15,000円×70年=1,050,000円」の差額が出ます。
私自身も住宅購入時に15年で火災保険の見積を取ったところ、不動産会社の代理店型自動車保険で提示された金額よりも一括見積の最安値だった火災保険の方が補償内容も全く同じで10万円ほど安くなりました。
火災保険は複数年一括払いで加入する方が多いので、一括見積で比較して保険会社を選ぶだけで驚くような差額が出ることもあります。
早期見直しの必要性
火災保険は住宅を取得した際や既存の契約が満期を迎えて更新する時だけ検討する方が多いですが、残存期間の残っている火災保険を契約中の方でも早期に見直しをする必要性が高まっています。
一例として2022年10月1日より火災保険の最長契約期間が従来の10年から5年に短縮し、実質的な大幅値上げが行われました。
損害保険会社が火災保険料の参考にする損害保険料率算出機構の参考純率が、2022年に過去最大上げ幅の10.9%、2023年には2年連続で過去最大上げ幅を更新する13.0%の値上げを発表するなど、過去に類をみないペースで火災保険の参考純率が急上昇しています。2023年の参考純率変更は多くの大手損保会社が改訂を予定している2024年10月から反映されるとみられていて、今なら早期見直しで将来の火災保険料を節約することが可能です。
地球温暖化やインフレによる修理費用の高騰による影響は回避困難なため、将来的にも火災保険料は値上げ傾向が続くでしょう。
既存の火災保険を中途解約した場合は月割りで返金されるため、今後新たな値上げ・改定をする前に長期契約で火災保険に入り直せば、中長期的に大きな節約に繋がります。
※これまでは大規模自然災害の増加で火災保険料の値上げ傾向が続いていましたが、今後は物価上昇に伴う修理費用の高騰を理由に火災保険料が値上げされる可能性が高いです。
大手保険会社を一覧表比較
火災保険は従来の補償内容が決まっていたプランから希望条件や家の環境によって不要な補償を外せるなど、カスタマイズできるリスク細分型保険が一般的になってきました。
一昔前の火災保険は、どこで入っても補償プランや範囲、保険料に大差は出ませんでした。
最近のリスク細分型火災保険は、保険会社によってカスタマイズ性や用意されているオプション、割引制度が異なります。
例えば、実績豊富で昔ながらの補償プランが特徴の代理店型損保では、水災や風災被害の補償が自動付帯でカスタマイズ性が無い保険商品もあります。
最近の人気火災保険は、火事や災害での窓ガラスの破損などの被害ではなく、日常生活の中での水回りのトラブルや、鍵の紛失なども無料で出張サポートする特典が付いています。
共済系は、保険料が安く掛金の払い戻しがあるメリットもありますが、補償範囲の広さは大手損保会社の火災保険には劣ります。
大手損害保険会社の中でも火災保険に強い厳選した14社の特徴をご覧ください。
大手保険会社一覧比較表
会社名 | 戸建水災対象外可 | Web契約 | 風災等補償対象外可 | 破損汚損 | 鍵開け水回り修理 | 特徴 |
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詳細はこちら |
× |
× |
× |
○ |
△ オプション各年に1回まで無料 |
損保最大手の実績と信頼性サイバー犯罪に対応 |
詳細はこちら |
○ |
× |
× |
○ |
○ |
身近な事故への補償の手厚さと大手損保の信用力 |
詳細はこちら |
○ |
× |
× |
○ |
○ 5つの補償プランを除く |
補償内容のカスタマイズ性が高い |
詳細はこちら |
○ |
○ 利用条件あり |
○ |
× |
○ |
利便性とカスタマイズ性に優れた、人気上昇中の通販型火災保険 |
詳細はこちら |
○ |
◎ Web完結 |
○ |
○ |
○ |
2018/11より「新ネット火災保険」を開始 |
詳細はこちら |
○ |
◎ Web完結 |
△ 免責設定最大100万円 |
○ |
○ 保険期間中3回まで無料 |
ネット割引10%ハザードマップ連動型保険料率 |
詳細はこちら |
○ |
△ 要電話 |
○ |
○ |
○ ガラス・電気・ガスも可 |
同性パートナーを家族同等の扱い SBIの住宅ローン利用者向けプランあり |
詳細はこちら |
○ |
○ WEB完結・利用条件あり |
○ |
○ |
○ |
指定工務店特約など独自の割引サービスを多数用意 |
詳細はこちら |
○ |
△ |
○ |
○ |
○ |
外資ならではの安さと、代理店による手厚いサポート |
詳細はこちら |
○ |
△ |
○ |
○ |
× 盗難時のガラス・鍵破損は可 |
多彩な割引制度 |
詳細はこちら |
○ |
× |
○ |
○ |
○ |
バランスが良く平均的な代理店型損保のスペック |
詳細はこちら |
× |
× 郵送可 |
× |
× |
× |
生協組合員になる必要有 |
詳細はこちら |
○ |
○ |
× |
× |
× |
全国の都道府県民共済も同等の内容 |
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○ |
× |
○ |
○ |
○ |
低額保険料・幅広い補償内容で独自性が強い火災保険 |
一括見積で「最安」会社を選べ!
火災保険を選んだ理由を調べたところ、次の3パターンがあることが分かりました。
複数社見積して1番安かった
不動産会社から
言われるがまま契約した
損保会社に
知り合いが勤務している
火災保険は必要な補償をつけて加入する事に意味があり、保険会社の財務体制や補償の充実度、事故対応満足度を重視する意見は少ないです。
火災保険は自動車保険や生命保険・医療保険に比べて、保険を使用する機会が極端に少なく、満期返戻金も原則ありません。(共済は一部返戻金あり)
万一のために加入するもので、ほとんどの方は火災保険を利用しないまま保険料を掛け捨てで払い続けています。
また、火災保険は代理店で加入して担当スタッフが付いても加入時のプラン選定以降は同じ内容で更新を案内するだけで補償内容の見直しなどのアフターサービスは期待できません。
さらに、複数年契約が一般的な火災保険は新規契約件数が少ないため損害保険会社の営業スタッフも熱心に勉強していないケースが多いので、担当者の人柄や付き合いで保険加入するメリットが少ないのです。
保険会社の選び方で迷った時は、必要な補償を付けつつも一番安い保険会社を選ぶことを推奨します。
特に不動産購入時や賃貸契約時は保険会社を比較せずに、言われるがまま契約してしまっている方が多いので注意しましょう。
最適な保険会社は、加入者ごとによって異なります。
火災保険料は、エリア・建物の構造・建物面積・補償内容によって算出され、保険会社や商品によって計算方法が異なります。
一番安い保険会社は実際に見積を取らないと分からないため、ネットから利用できる一括見積サービスが便利です。
「一括見積」と聞くと、しつこい営業電話がかかってくる…など悪いイメージを持っている方もいますが、保険料を節約するにはプロによるプラン選定の相談をする必要性が高いです。最初に最適なプラン選定をすれば、その後は無駄なく効率良く補償を受けられます。
おすすめ一括見積サイト3選
SBIホールディングス
保険の窓口インズウェブ
参加保険会社一覧
- セコム損保
- セゾン自動車火災
- ジェイアイ傷害火災
- AIG損保
- SBI損保
- 日新火災
- 三井住友海上
- 楽天損保
- 損保ジャパン
- 東京海上日動
- チャブ保険
- ジャパン少額短期保険
- SBIいきいき少額短期保険
- あいおいニッセイ同和損保
- 共栄火災
- ソニー損保
- チューリッヒ少額短期保険
- SBI日本少額短期保険
保険の窓口インズウェブの特徴
国内最大手の保険比較サイトです。
現在はSBIホールディングスの傘下になりましたが、もともとは2000年にソフトバンクとアメリカのインズウェブ社、アメリカの大手金融機関のマーシュ社の合弁会社として設立され運用されています。
火災保険のほか、自動車保険/生命保険など多彩な保険商品を扱い、これまでに1,000万人以上の利用実績がある一括見積サイトのパイオニア的存在です。
火災保険見積サービスも2004年から開始し、現在は火災保険の評判が良い厳選された18社が提携しています。
2018年より賃貸に人気の少額短期保険が加わって人気が拡大しました。法人向け火災保険の一括見積サービスも手がけるなど、対応領域は業界トップクラスです。
Web申込から保険開始希望日までの日数が少ないと、見積依頼できる保険会社が少なくなるので注意しましょう。
実績、ネームバリュー、Web申込の使い勝手は良いのですが、複数の代理店と個別対応が必要になって、電話対応をしないと見積を出してもらえないこともあります。
業界トップに君臨する定番の一括査定サイトで、当サイトの見解では賃貸への適正が高いです。
代理店型、通販型、少額短期保険を幅広く扱っているので、他社のような複数社のプラン選定をまとめて相談できる窓口がなくても、賃貸ならプラン選びの項目が少ないため、手間なく比較できます。
火災保険一括見積
住宅本舗
参加保険会社一覧
- チャブ保険
- SBI損保
- AIG損保
- ソニー損保
- 共栄火災
- 損保ジャパン
- 楽天損保
- あいおいニッセイ同和損保
- 三井住友海上
- 東日本少額短期保険
- セコム損保
- 東京海上日動
- 日新火災
- NIA(ニューインディア)
- 大同火災
- セゾン自動車火災保険
住宅本舗の特徴
国内大手4大損保をカバーしつつ、安さに定評のあるチューリッヒ系のチャブ保険やJA共済系の共栄火災などバラエティー豊かな16社に同時見積もり可能です。
累計利用者数9万人以上の実績を持ち、注文住宅や生命保険の一括見積サービスなどでも実績を挙げていて、新規に住宅購入する方からの利用が多いです。
火災保険一括査定では後発組ですが、既存の大手が扱わない保険会社を揃えたことでオリジナリティがあり、ほかの一括査定サービスと併用すると、より安い保険会社が見つかるかもしれません。
2018年より通販系、少額短期保険の取り扱いをスタートしてパワーアップしました。取り扱い保険数が多いことから申込から見積提示まで2営業日~1週間ほどの時間がかかります。火災保険の契約開始予定日まで時間に余裕がある方は是非活用してみましょう。
カンタン火災保険
株式会社キャリアインデックス
参加保険会社一覧
- あいおいニッセイ同和損保
- 楽天損保
- 損保ジャパン
- 東京海上日動
- 三井住友海上など
カンタン火災保険の特徴
19商品の火災保険を扱い、プラン選定から見積まで行う一括見積サービスです。スピーディーな対応が強みで最短当日対応できます。
2018年4月に登場したネット見積サービスですが、後発組だけあって多岐にわたるラインナップが魅力的です。
国内大手損保を網羅し、外資系、新参系の火災保険をバランスよく比較可能です。
また、申込フォームの内容が分かりやすいと評判で、希望条件に合った見積を簡単に取ることができます。保険のプロへ相談しながらプラン選定をしたい方をはじめ、Web上で補償内容を決めるポイントを知りたい方にオススメです。
元々は株式会社ユーラッシュというITベンチャーが運営していましたが、2022年10月28日に東証スタンダード上場企業のキャリアインデックスがユーラッシュを買収したことで安心の上場企業運営に変わりました。
賃貸でも自由選択可能!
賃貸住宅に住む場合も火災保険の契約が義務付けられています。
契約時に不動産業者から半強制的に火災保険を紹介されて加入される方も多いですが、実は賃貸住宅の場合でも不動産業者や大家が求める補償をカバーしていれば火災保険会社は自由に選べます。
ほとんどの不動産会社は自由選択できる旨を提示せず、あたかも強制加入のような流れで火災保険を契約させようとしてきます。
不動産業者は保険の代理店業務も行っていて、火災保険契約を取るとマージンが入り、賃貸契約の手続きもスムーズに進められるメリットがあります。
しかし、不動産会社が扱っている保険はマージン率や代理店基準の低さ、昔からの付き合いなどで取り扱い保険会社が決まっているので顧客のメリット(補償の手厚さや保険料)は度外視しています。
賃貸契約で不動産会社から火災保険の話が出た時は、自分で直接保険会社を探したいと伝えましょう。
賃貸時の火災保険の加入は、最低限の契約内容を指示することはできても、保険会社まで不動産業者の都合で決め付けるのは独占禁止法・保険業法に抵触するためNGです。
火災保険の一括見積をオンライン入力(3~5分ほど)して、指定された補償内容で一番安い保険会社に加入して、証明書を提示する一手間を加えるだけで、2年契約の賃貸なら7千円~2万円ほど保険料が安くなることがあります。
賃貸住宅を契約する時は敷金・礼金をはじめ初期費用の負担が大きいと感じてしまうものです。火災保険を自分で選ぶだけで初期費用を安くできるのならチャレンジしてみる価値があります。
もちろん、賃貸の新規契約時ではなく、更新に伴う火災保険の更新でも既存の不動産業者の火災保険から自由選択した火災保険に切り替えられます。
火事だけじゃない!火災保険のメリット
火災保険の補償は火事だけと思っていませんか?
自動付帯の補償内容には落電や破裂・爆発が含まれていて、さらに風災・水災などの災害による損害はもちろん、水漏れ事故・盗難・イタズラを補償する特約も用意されています。
東日本大震災によって注目されるようになった地震保険も必ず火災保険とセットで加入しないといけない決まりになっています。
プランに応じて補償範囲を建物だけではなく、家財や建て替え等に伴う諸費用までカバーすることも可能です。
最近では、火災保険の特典として鍵紛失や水漏れ・詰まりなど日常生活の中で起こりうるトラブルの出張サービスも用意している保険会社が増えています。
火災保険の基本補償
火災保険の基本補償は次のものがあります。
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火災
火事、落電、破裂・爆発
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風災
台風などの突風による破損、雹(ひょう)災、雪災など
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水災
洪水や大雨による浸水、水道管の破裂や排水管の故障など
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破損等のリスク
うっかりガラスを割った、テレビを倒した場合など
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地震
地震や津波による建物の倒壊や破損
一昔前は、基本補償が全てセットになったプランや「スタンダート」「プレミアム」と限られたプランしか選択できない保険商品が多かったですが、最近は風災や水災を補償適用外にするなど自由に選べるように変わってきました。
水災は建物の洪水リスクを考慮して加入可否を見極めましょう。細かい補償範囲や免責金額の設定によっても保険料は変わってきます。
手厚い補償の便利特約
保険会社は利用者獲得のため様々な火災保険特約を用意しています。保険会社独自の特約も豊富で、補償を充実させたい方は料金だけではなく特約の設定可否で保険会社を選んでも良いでしょう。
定番のものから、最近登場した個性的なものまで、火災保険の特約をまとめました。
鍵開け・水道修理
主要な損害保険会社全般災害や泥棒被害など、外部による損害ではなく住人の不手際で鍵を紛失した場合や、経年劣化で水回りの不具合が発生した場合の”救急駆け付け”が火災保険のスタンダートサービスになりつつあります。
多くの保険会社では出張料の30分以内の軽作業は無料で、必要に応じて部品代や追加作業料は自己負担になります。出張修理は全額自己負担すると最低1万円程度の費用がかかるので、火災保険でカバーできると安心です。
保険商品によって、自動付帯や特定のオプションとセットになっていたり、年間1~3回の利用回数制限がある保険もあります。
持ち出し家財保険金
主要な損害保険会社全般乗車券や印紙・小切手など建物外で盗難にあった時や、建物外でキャッシュカード等の盗難被害にあった場合の損害額を補償する特約
防犯装置設置費用補償特約
AIG保険/セコム損保/楽天損保/損保ジャパンなど建物内で盗難被害にあって、再発を防止するための防犯装置設置費用を補償する特約
個人賠償責任補償特約
主要な損害保険会社全般個人が生活の中で与えた第三者への損害賠償金を補償する特約。犬を飼っている方や小さいお子さんがいる家庭にお奨めです。補償事例では子供がボールで建物のガラスを割った、自転車での加害事故、犬が他人を噛んだなどがあります。ちなみにこれらは火災保険ではなく、自動車保険で付帯される方も多いです。
日常生活賠償特約
三井住友海上など浸水で下の階の住人の家財に損害を与えた場合の賠償費用を補償
その他の特約
火災保険の特約は多様化していて、店舗向けの陳列商品の補償や大家向けの家賃収入の補償、諸費用や引越し費用など補償範囲を広げた様々なサービスが登場しています。保険商品によって、自動付帯で付いてくるものやオプションで必要な特約を組み合わせるものがあります。ほとんどの方は、細かいオプションは気にせず住宅ローンを組む銀行や賃貸物件を扱う不動産会社の推奨する最低限の補償内容で加入しています。
火災保険ランキングの落とし穴
火災保険人気ランキングなど、ランキング上位で紹介されている火災保険を比較せずに契約するのは危険です。
申込件数や顧客満足度など、根拠のあるランキングであっても上位にランクインしている所が全てにおいて優れているワケではありません。
保険料は地域、建物の構造、補償内容などによって決まります。
ランキングは、東京のマンションで平均的な補償プランなど、世帯数の多い条件で強いところが有利です。
多くの人にとってベストであっても、あなたの条件では他社よりも割高な保険料になっているケースもあります。
参考にする程度であればいいですが、ランキング1位のところが最強だと安易に考えないでください。
ランキングを鵜呑みにしないで条件に応じた保険料の違いを自分自身で比較することが大切です。
火災保険は自動車保険や、他の比較する相手の多いサービスや商品に比べて、ランキングだけを見て選ぶメリットの少ない特性を持っています。
10分の手間で万単位の節約に!
繰り返しになりますが「適切な補償内容の精査」と「複数保険会社の見積比較」により、年間数千円~数万円、10年~20年スパンで考えれば数十万~100万円以上の節約が可能です。
持ち家や新築の方はもちろん、賃貸の方でも自由な火災保険選択が可能です。当サイトで紹介する一括見積サイトを利用すれば、10分程度の作業で最安火災保険会社を知ることができます。
万が一に備え必ず加入が必要な火災保険ですが、ちょっとした工夫で大幅な減額に繋がるのです。特別な知識が必要なものではなく「知っているか・いないか」だけの話なのです。
ここまで一読いただいた皆様には是非ご自身の加入保険を見つめ直していただき、上手な節約に役立てていたただけたら嬉しく思います。