SBI損保

新しい火災保険は既存の大手損保系商品と何が違う?

提案する男女
一戸建てが立ち並ぶ住宅街

新しい火災保険は既存の大手損保系商品と何が違う?

ガス・電気トラブルもサポートする火災保険

国内大手で証券会社やネットバンクも運営するSBIホールディングスと、あいおいニッセイ同和損保のタッグで作られた通販型火災保険は価格とサービスの双方に魅力があり、信頼性も高いと評判です。

SBI損保

SBI損保のWebサイト
会社名
SBI損害保険株式会社
設立
平成18年6月1日(SBI損保設立準備株式会社として設立)
資本金
110億円
運営母体
SBIインシュアランスグループ株式会社 99.19%/あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 0.81%
主要商品
火災保険、自動車保険、がん保険、医療保険、生命保険、旅行保険など
運営方式
通販型

火災保険のスペック

  • 戸建水災対象

  • Web契約

    要電話
  • 風災等補償対象

  • 破損
    汚損

  • 鍵開け
    水回り修理

    ガラス・電気・ガスも可
主な割引制度
  • 新築割引(築10年以内)
  • 長期年払い割引

SBI損保の特徴

SBI損保は証券会社大手のSBIホールディングスと大手損保会社のあいおいニッセイ同和損保の共同出資で2006年にスタートした新しい損保会社です。

運営母体は国内の大企業で、通販型保険にすることで安い保険料を実現しています。
他社では扱いの少ないノンスモーカー割引・オール電化割引などユニークな割引サービスを用意していましたが、2024年10月の改訂で廃止になりました。電気やガストラブルにも対応するハウスサポートが付いてくるなど付加サービスで差別化を図っています。

補償内容は自由に組み合わせできるカスタマイズ性が魅力で、火災保険専用のサポートデスクで専門家に相談しながらプラン選定を進めることもできます。

2016年10月より販売開始

SBI損保の火災保険は初めて聞いたという方も多いでしょう。

周りでも加入している人の話をあまり聞かないハズです。
SBI損保はもともと生命保険や医療保険、旅行保険を得意にしていて火災保険を販売開始したのは2016年10月です。
後発組だからこそ既存大手の火災保険にも負けない安い保険料と多彩なカスタマイズ性に加えて、ユニークな割引と手厚い付加サービスをつけています。

着実に利用者を伸ばしていますし運営母体も国内大手のSBIホールディングスであいおいニッセイ同和損保の資本も入っているので信頼できます。

後発の火災保険ならではのサービスに魅力を感じられるかがポイントです。

業界屈指の手厚いハウスサポートが自動付帯

SBI損保は全ての火災保険でハウスサポートが付いてきます。
鍵や水道修理はもちろん、他社では行わない風災を付けていない場合の窓ガラス破損応急処置や電気・ガスのトラブルも対応可能です。

SBI損保のハウスサポートサービス

  • 水回りトラブル:給排水のトラブル、水漏れなどの応急処置
  • 窓ガラス破損トラブル:窓ガラス破損時の処理や養生の応急処置
  • 玄関カギトラブル:紛失や故障時のカギ開けなど
  • 電気・ガス設備トラブル:トラブル時の原因調査、応急処置

基本は30分程度の軽作業(特殊作業を必要としない応急対応)を対象に補償プランを問わず全て無料対応可能です。
家のちょっとしたトラブル時に付いていると心強いです。

賃貸や新築時に有償でトラブル時の駆けつけサービスを提供していることもありますが、SBI損保に切り替えれば外部の有料サービスを解約して節約出来る場合もあります。

ただし、補償範囲は軽作業の応急処置に限定されていて、部品代や作業時間30分を超える作業代は含まれていません。

最新改定情報

2024年10月1日契約始期より、火災保険(住まいの保険)の改訂が行われました。変更点は以下の通りです。

  1. 保険料率の改定

    損害保険料率算出機構の参考純率改定を理由に保険料率を改訂しました。

  2. 水災に関する料率の細分化

    建物の水災料率を参考純率と同様に細分化し、等地区分別料率になりました。

  3. 建物復旧義務の導入

    保険金詐欺を斡旋する悪質なリフォーム業者の増加を受け、業者とのトラブル防止のため、建物の保険金支払に復旧義務を導入します。

  4. 「破損等」補償の自己負担額の設定方式を変更

    破損に限定して自己負担額が最低5万円に改定(免責なしや免責1万円でも、破損に限り5万円の免責負担が必須になる)

  5. その他の改訂

    ノンスモーカー割引およびオール電化割引の廃止。
    約款の保険金をお支払いしない場合の条件を明確化。
    過去の改訂では、保険料率を複数回にわたって改訂したほか、新築割引の新設や同性パートナーを配偶者として補償する変更をしています。

総評

新しく販売開始した火災保険だけあって需要の大きい特約や補償のカスタマイズの方法などを調査して利用者にとってメリットの大きいプランを用意しています。プラン選びでSBI損保を減点する要素は一切ありません。

特徴はハウスサポートとノンスモーカー割引でしたが、ノンスモーカー割引は保険料の値上げ幅抑制を目的に廃止されてしまいました。まずは一括見積を取って他社の保険料と比較してみましょう。最安値であればそのまま契約する価値のある火災保険です。最安の火災保険と多少の差額であればハウスサポートに魅力を感じるかで判断しましょう。

水まわりと鍵のトラブルは他社の火災保険でも付いていることが多いです。条件の比較や窓ガラスの応急処置、電気・ガスのトラブル時のサポートにお金をかける価値があるか検討してみてください。

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