水漏れ・水つまりの修理料金相場
水道修理業者は一部で安い料金で広告を出して現地で高額な見積を出す悪質業者がいます。火災保険会社と提携している業者は料金・作業の双方で安心して依頼できるメリットがあります。
築10年以上は水道修理サービスのある火災保険がお奨め
住宅設備のトラブルで非常に多いのが水回りからの水漏れ・水つまりです。特に築10年以上の建物は、パッキンの劣化によって軽微な水漏れが起こりやすくなるので注意しましょう。
火災保険は水道(水回り)修理の有無で対応が分かれるため、築年数10年以上の家は多少保険料が高くても、水道修理サービスのある保険会社へ加入することをお奨めします。
保険会社提携業者の安心感
出張水道修理を行う業者の中には、安い料金を明記した広告を出して現地で高額見積を出す悪質業者が存在します。火災保険会社と提携している水道修理業者は、悪意のある追加見積を出すことが一切ないので安心ですよ!
一部では火災保険経由の依頼は最低限の作業で対応し、通常依頼のお客には高額な見積を出すなど異なる対応をする業者もいます。保険会社提携業者は、保険会社の看板を背負った対応をしているので、料金・作業双方の品質が高いです。
水道修理は自費対応すればいいと割り切った考えを持つのではなく、いざという時に信頼できる業者を呼べる環境に付加価値があることを覚えておきましょう。
なお、火災保険の水道修理サービスは、保険会社経由で依頼しないといけないルールがあります。任意の業者に直接依頼して領収書・請求書を提示しても補償されないので注意してください。
築10年越えは水漏れが頻発する
水漏れの原因でもっとも多いパッキンの劣化は、避けることが困難なトラブルです。パッキンの劣化で水漏れが発生する時期は環境によって数年単位の誤差がありますが、必ずいつかはパッキンが劣化して要交換状態になります。
使用頻度によって劣化の進行に差が出ますが、一切使わなくてもゴムパッキンは劣化するため、一度水漏れが起こると他の水道からも同様の症状が頻発する可能性が高いです。
年に2回以上は無料で利用できる水道修理サービス付き火災保険を選ぶとよいでしょう。
水道修理料金の相場
水漏れ・水つまりなど主要なトラブルの出張修理料金相場をまとめました。不具合の発生状況で大きく変わることがありますが、おおよその目安として参考にしてください。
料金は総額の目安を紹介しています。
蛇口からの軽微な水漏れ |
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蛇口からの大きな水漏れ |
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パイプからの水漏れ |
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トイレの水漏れ |
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軽微な水つまり |
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中度の水つまり |
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重度の水つまり |
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水つまりで機材を使用する場合は、ワイヤーを引く長さ(電源や他の水道との距離)で料金が上乗せされることがあります。
症状を問わず、夜間は5,000~8,000円前後の割増料金を請求されることが多いです。
火災保険の補償範囲
火災保険の水道トラブルサービスで対応する場合は、主に30分以内の軽微な作業が無償対応の範囲内です。蛇口のパッキン交換など1万円から1.5万円程度の作業料金であれば、30分以内の軽作業で対応できるケースが多く、パッキンなどの部品代は自己負担になります。
30分を超える作業は追加料金が取られることがあるほか、明らかに高額な料金が必要な症状では、火災保険の駆けつけサービスを利用できないことがあるので注意しましょう。
無償対応の範囲内であれば、深夜料金を請求されることはありません。なお、水漏れによって床や壁に被害が発生した場合は、火災保険の「水濡れリスクの補償」から修繕費用が補償される場合があります。
火災保険の水濡れ補償は、水濡れで腐食した建物設備(床・壁・建具など)を補償するもので、水濡れの原因を作った水道設備の修理費用は補償されません。
水回り修理のある保険会社
- 損保ジャパン日本興亜
- セゾン自動車火災保険
- ソニー損保
- 楽天損保
- SBI損保
- 日新火災
- AIG損保
- あいおいニッセイ同和損保
- 都民共済
- チャブ保険
- 東京海上日動(オプション、年1回まで)
- 三井住友海上(一部のプランは対象外)
大手の中で一切水回り修理の扱いがないのはセコム損保とコープ共済です。
トップページの大手保険会社一覧比較表にて、他のサービスを含めた比較ができるのでチェックしてみてください。