保険選び6つの手順

火災保険の見積を取る前に知っておくべき6つのポイント

提案する男女
一戸建てが立ち並ぶ住宅街

火災保険の見積を取る前に知っておくべき6つのポイント

10分あれば理解できる火災保険の内容の決め方

火災保険は自動車保険や生命保険に比べて予備知識を持っていない人が多く、プラン選びが難しいものだと思われがちですが、最低限のポイントを覚えておけば失敗するリスクを大幅に軽減できます。

保険選び6つの手順

手順を説明する男性

火災保険は自分でネット見積を取って安くしたい!だけど火災保険って補償の付け方が分からないし、適当に取った見積内容で加入するのは不安という方も多いでしょう。

自動車保険の場合は対人・対物を無制限にして、あとは自分の補償(人身傷害、搭乗者傷害)と車の補償(車両保険)をどうするか?医療保険や生命保険の場合は、自分の年齢と保険金額の設定、対象になる病気や入院・通院の範囲を選択など、大体の補償の付け方を既存の知識で認識しているものです。

火災保険の場合は、建物の構造区分って何?家財保険は必要?いくらで設定するべき?ほかの人はどのくらいの補償をつけているの?など、ネット見積の申込画面を見てたくさんの疑問を抱いてしまいます。

いくら保険料が安くても、不動産会社や銀行から紹介された保険もしくは既存で加入している火災保険と補償が違っていれば保険料だけ比較しても意味がありません。また、不動産屋などの出した見積もりや既存の契約内容がベストなプランとは限らず、最低限の補償を満たしていない、もしくは無駄の多い内容になっているかもしれません。

いくら保険料が安くても最低限の補償を満たしていない場合や、不動産会社や銀行から紹介された保険もしくは既存で加入している火災保険よりも補償が違う状態で保険料だけ比較しても意味がありません。

ここでは火災保険の加入や見直しを検討している方のために、見積の取り方をイチから項目別に紹介しています。

火災保険の選び方や見積方法は次の6つのステップで補償内容や加入条件を決めていきます。

火災保険6つのチェックポイント

ポイントを説明する女性

賃貸や購入による引っ越しで火災保険に新規加入する際は、不動産会社もしくは大家さんや住宅ローンを組む銀行から最低限必要な火災保険の加入条件を指定される場合もあります。まずは、指定条件がないか不動産会社の担当スタッフや銀行に確認を取ってください。

不動産会社や銀行から提示される火災保険の見積は、指定条件を満たす最低限の内容ではなく、売上をあげるために過剰な補償内容で高額なプランの保険を提示していることもあります。

また、既存の火災保険から乗り換える際も既存の保険の補償内容が最適な内容とは限りません。見積を取るのであれば、せっかくの機会なので火災保険の内容をイチから選びなおすようにしましょう。

1.補償範囲を決める

火災保険の補償範囲は、建物のみ、建物+家財、家財のみの3種類から保険商品を選びます。補償範囲を決めたら、風災や水災を付けるかなどの基本補償範囲を決める2つのステップに分かれています。

持ち家(自己所有)or賃貸で変わる補償範囲の違いや、家財保険の必要性、基本補償の設定方法など、火災保険選びの基本を分かりやすく解説しています。

不動産業者はマージン目的で無駄に補償を暑くした見積を出している業界事情や、保険料を節約するための基本補償範囲の設定方法なども紹介しています。

補償範囲は保険料に与える影響が大きく、見直すと無駄を発見できることが多いです。

2.物件構造の確認

火災保険はM構造、T構造、H構造の3つの構造級別に分類されます。もっとも保険料が安いM構造と、一般的な木造住宅が該当するH構造を比較すると4倍近い差が出ることもあります。

M構造は基本的にマンションになり、一戸建てはT構造とH構造に分かれます。新築時に発行された書面で構造を確認する方法や、柱が木や耐火建築物の認定を受けている、2×4(ツーバイフォー)など、木造住宅でもT構造に判定される基準を解説しています。

火災保険の見積で構造が分からない方は、まずはコチラのページでご確認ください。

3.地震保険加入の検討

火災保険だけでは、地震を起因とする火災や津波、倒壊など全ての損害の補償がありません。火災保険に加入するときは特約の地震保険に加入するか検討します。通常の地震保険は単体加入できず、必ず火災保険とセットにする必要があります。

高額と言われる保険料の目安や、最大50%までに制限される補償範囲の仕組み、個別に加入できる地震保険との違いなどを解説しています。地震保険の加入を検討していた方はもちろん、火災保険のことしか頭になかった人も、ご確認して地震保険に加入するべきか検討してみてください。

4.補償額の決定

火災保険は、建物と家財の補償額を個別に任意設定します。

災害時に補償される保険金は各保険会社が定めた規約に基づく評価額になるため、加入時の補償額は適正相場の範囲内におさめ、なおかつ再建築可能など損害をカバーできる内容でないといけません。

補償額の計算式は年次別指数表による評価、新築時単価法による評価など難しい計算式によって求める場合もありますが、適正な補償額の決定方法や計算式を分かりやすく解説しています。

保険会社によって、提示してくる補償額が違うケースもあるので、見積を取る場合は保険料の試算結果だけではなく、補償額もチェックすることが大切です。

5.契約期間を決める

火災保険の契約期間はこれから契約する場合、1~5年の1年単位で任意設定できます。保険会社ごとで長期割引の係数が異なるため、見積を取る時点で契約期間を決めておきましょう。契約期間は長いほど割引率が高いメリットがあり、中途解約しても均等割で解約返戻金を受け取れるため、デメリットが少ないです。

ただし、長期契約は契約時に支払う保険料の問題に加えて、割安で充実補償の新商品が出るなどプランの改訂があったときに、火災保険の見直しを疎かにしてしまうものです。お得でリスクの少ない最強の契約期間の決め方をズバリ断言しています。

6.最安の保険会社を探す

ここまでに紹介しているとおり、火災保険の保険料は補償内容や物件構造、保険期間、補償額によって変わります。最安の保険会社は、それぞれの条件によって違い、確実に安い保険を見つけるには実際に見積を取って比較するのがベストです。

火災保険一括見積を利用すれば1回の情報入力で複数の見積結果が届きます。保険会社によって、補償の付け方や特約の内容が違うので、各保険会社から話を聞き比べてみるのも保険料節約と最適なプラン選びでは大切なことです。

火災保険一括見積もりサイト3選はこちら